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着物の種類が分からない!付け下げと訪問着の違いについて解説します

2021/02/03

着物マメ知識

皆さんは、和装でお出かけされる機会はありますか。
普段あまり着物を着用しない方の中には、意外に難しくてお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、よそ行き着物の代表である付け下げと訪問着の違いについてご説明します。

 

 

付け下げと訪問着

 

そもそも付け下げと訪問着とは何なのか、何が違うのかと疑問にお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは、付け下げと訪問着についてそれぞれご説明します。

 

付け下げとは、お出かけの際に着る和装であり、他の和装に比べて手に入りやすい価格帯のものが多いです。
反物のまま染めるという特徴があり、未婚既婚を問わず着用していただけます。
主に入学式や卒業式、観劇やお茶会など、少しあらたまった行事の際に着るのが一般的です。

 

次に訪問着とは、先ほどご紹介した付け下げに比べて格が高く、正式な場でも着用できる和装です。
訪問着は白生地を裁ってから染めるという特徴があり、華やかな柄もポイントです。
主に親族以外の結婚式や披露宴、正式なお茶会やパーティーなど、フォーマルな場を訪問する際に申し分のない和装です。

 

 

付け下げと訪問着の違い

 

反物のまま染めると言っても、見た目でどう区別するのかとお思いの方もいらっしゃいますよね。
続いて付け下げと訪問着のさらに詳しい違いと、どのような場面で着用するのが良いかをご説明します。

 

 

付け下げの柄とTPO

 

付け下げは、先ほどもご紹介したように反物のまま染めて柄を描くので、均一な柄が着物全体に描かれています。
繋がった模様はないため、全体的にどこか控えめな印象を与えます。
よそ行き着物の中では訪問着に次ぐ格にあたるため、ご友人とのお出かけやお食事、お子様の七五三などで着ていただけます。
しかし結婚式や披露宴など、華やかさが求められる場には適さないため、注意してください。

 

 

訪問着の柄とTPO

 

訪問着は、着物全体に大きな柄が繋がって描かれるのが特徴です。
そのため付け下げに比べて華やかな印象を与えられます。
よそ行き着物の中では格の高い和装になるため、結婚式や披露宴、入学式や卒業式など正式な場でのみ着用しましょう。
付け下げとは違い、軽いお出かけの際に着ていくのは控えた方が良いでしょう。

 

 

まとめ

 

今回は、付け下げと訪問着の違いから着ていただける場面までを詳しくご説明しました。
説明を見てもまだ難しいとお思いの方は、実際のものをご覧になって確かめてみてください。
お困りのことがありましたら、些細なことでもぜひ遊楽市にご相談ください。

 

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