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レトロブームが再到来!トレンドの振袖について紹介します

2021/01/22

着物マメ知識

皆さんは、成人式でどのような振袖を着たいですか。
一生に一度の機会ですので、トレンドを押さえた振袖を選びたいとお考えの方も多いでしょう。
とはいえ、振袖のトレンドと聞いてもなかなか想像しにくいですよね。
そこで今回は、2021年のトレンドである振袖のレトロブームについてお話しします。

 

 

近年はレトロブーム

 

振袖には様々なデザインのものがありますが、せっかくの成人式なら好みのものを選びたいですよね。
そういった方にはトレンドを押さえた振袖として、レトロモダンなスタイルがおすすめです。

 

今時の成人式では、クールやレトロモダン、大正ロマン風な振袖がトレンドです。
さらに最近は多くの衣料メーカーがレトロモダンな雰囲気のある着物を打ち出しているため、ますますブームになっています。

 

この流れにより、近年の成人式や卒業式では、古典的な美しさや文明開化の明るさをミックスした大正ロマンのスタイルが流行しています。
したがって、振袖の柄もどんどんレトロで鮮やかな柄になってきていることがお分かりいただけるでしょう。

 

 

大人気の大正ロマン風とは

 

レトロブームの火付け役として、大正ロマン風スタイルが非常に人気を集めています。
とはいえ、その具体的な着こなし方が分からない方も多いでしょう。
そこで、続いては大正ロマン風のコーディネートのポイントについてご紹介しましょう。」

 

そもそも大正ロマン風のコーディネートとはどのようなものなのでしょうか。
大正ロマンとは、西洋の文化が入り始めて少し不安を感じる大正時代の思想や文化のことを指します。
その頃の服装は、着物に革靴や着物の下にTシャツを合わせたような和洋折衷なコーディネートがよく見られました。
こうした大正時代の服装をまねしたものが、大正ロマン風の振袖です。

 

大正ロマン風な振袖のコーディネートのポイントとしては、具体的に柄や帯、小物が挙げられます。
柄は、矢の羽根を模した矢羽根柄や鱗を模した三角が前面にデザインされている鱗文様を選ぶと良いでしょう。
大正時代の着物は金色を使用したものが少ないため、金色が施されていないものを選べば、よりレトロな雰囲気を醸し出せます。

 

帯は、振袖との相性を見ながら選びましょう。
その際、洋物の柄と和物の柄でちぐはぐにならないよう注意できると良いですね。

 

小物は、金や銀など派手なものはあまりおすすめしません。
コサージュは、洋物より牡丹などの和花を使用した和風のものを選ぶと良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

今回は、振袖のトレンドとしてレトロブームが再来していることを紹介しました。
大正ロマン風のコーディネートのポイントを押さえて、成人式での1着に選んでみてはいかがでしょうか。
当社では、300種類以上の振袖を実際に試着していただきながら選ぶことが可能です。
お気に入りの振袖を見つけたい方は、ぜひご相談ください。

 

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